体を大きくするために栄養のあるものを、できるだけたくさん食べさせたいと頑張っている親御さんも多いでしょう。
毎日の食事をちゃんと栄養バランスを考えて少しでも効率よく食べさせようと、あれこれと努力していると思います。
ただ、その気持ちが強すぎる結果、具沢山で汁がないような味噌汁、ご飯も漫画に出てくるような山盛りご飯などをやってしまうと、子どもには逆効果です。
そして「子どもが全然食べてくれない」と悩むのですが、単純に量が多すぎて食べきれないのか、「食べなさい」と知らず知らずに高圧的になっているケースが多いかもしれません。
おかわりが自然とできる食事量を心がけましょう
そんなお母さんにやってほしいことは、「食事の量を減らして(普通レベルにして)、子どもがちゃんと食べきれる量にする」ということです。
例えば、わんこそばをイメージしてみてください。
わんこそばって1つのお椀に入っているそばの量って、一口で食べきれる量しか入っていません。
そして、わんこそば15杯分でだいたい1人前だそうです。
でも、わんこそばのお椀が15個も並んでいたら、「結構食べたな」って感じませんか?
あと、ちょっとした達成感もないですか?
しかし、逆に家でちょっと大きめの器に2人分入ったそばが出てきて全部食べきれなかったら、「ちょっと無茶したな」と自分に負けたような気になりませんか?
ですので、まずは「きちんと食べきった」という経験をする。そして、きちんと食べきったらちゃんと褒めてあげる。
それと、お茶碗を少し小さめのものを使って「おかわりをたくさんする」という経験もさせてあげると、実際は普通の量を食べているにも関わらず子どもは「たくさん食べた」「大食いかもしれない」と思うようになるかもしれません。
食事を残さない子でも安心はできません
ただし、「うちの子はよく食べるし、ご飯の全然残さない」という場合でも、実はカロリーや栄養が不足しているケースもあります。
特に成長期になってくると、この可能性が顕著になってきます。
その理由は以下の記事に書いていますので、ぜひこちらもお読みください。
→ よく食べる子でも栄養不足になる?成長期の食事の盲点とその改善策